自己暗示三段階法は、どんなことでも思ったことは思っているように自己暗示作用するという、河野良和氏の意識体験治療論の原理に基づいています。
「できなくても、思ってみる」「自然に思えなくても、思ってみる」という「思い方(自己暗示の仕方)」を体得し、自己暗示を自在に活用できるようになることで悩みを解消していく方法です。当相談室独自の中心的治療プログラムのひとつです。とても簡単な方法で、大人でも子供でも出来るようになります。
この方法には三つのステップがあり、
- 今悩んでいる思いを沈静化する段階
- 今まで自然に思えなかった、新たな思いを『思ってみる』段階
- 『思ってみた』思いをイメージ化したりして、より自然に『思える』ようになる段階
を面接で実際に体験しながら進めていきます。
一般に治りにくいと言われている強迫障害、パニック障害や人格障害、うつ病などの多くの方がこの方法でよくなっています。
認知行動療法とよく似た療法ですが、認知だけに限定していないところが特徴です。